キリスト教の「写本」というと、なにやらオカルトチックな匂いが漂いますが、まぁ大半はきっちりとした聖書だったりじゃなかったり。
そんな中、世界最古の聖書写本である「シナイ写本」がネットで完全公開される運びとなったそうです。
世界最古の聖書「シナイ写本」、ネットで公開へ[TechnoBahn]
なんでもすべてのページを1200万ピクセルという高解像度で提供、シナイ写本を自由に閲覧できる上に、テキスト化された情報の検索にも対応するそうです。
まだ未完成ですが、すでにサンプルサイトが開設されている模様。
詳しくは知りませんが、最古っていうぐらいだからコイネー(古代ギリシアの言葉)で書かれてたと思うんですが、そんなもん読めるワケありません。
しかしながら、モニターごしとはいえ、オリジナルの最古の聖書を見られるワケで、しかもタダ。
写本を眺めながら歴史の悠久さに想いをはせるもよし、「写本といえばナコト写本にきまってる」などとクトゥルフ万歳なロマンチストを気取るもよし、話のネタに一度覗いてみてはどうでしょうか?
しかし、ネットで世界的な史料を自由に閲覧できるとかスゴイですよねぇ…。これを機に日本の3種の神器なんかも、スパっと公開してくれませんかねぇ…<関連リンク>
Codex Sinaiticus
トップページの「see the manuscript」あたりから見れるような…。なんか見れたり見られなかったりでした。
ちなみに「Codex」とは写本の形状の一種。日本語だとストレートに「写本」と約しちゃうことが多いもよう。ちなみにFFでスウィフトベルトのトリガーとなっている「フォモルコデックス」の「コデックス」が、まさに「写本」の意味です。
最近、気になることといえばインディジョーンズの新作。なんでもマヤの水晶髑髏が出てくるらしく、ニュースサイトなんかでも話題になっています。
で、いくつか見かけたのが
「水晶髑髏、実は偽物だった」
という記事。
興味深かったのでいくつか読んだところ、偽物とする理由がいくつか上がっていました。
1:表面に19世紀以降使われた回転式の器具を使った後がある。
2:水晶がブラジル産で、当時メキシコ(マヤ文明があったのはメキシコあたり)はブラジルと交易していなかった。
3:水晶内にわずかに残っていた水分が19世紀の物。
4:水晶内に炭化ケイ素が混じっていた。炭化ケイ素は天然では隕石にわずかに混じっている程度。19世紀末以降量産されるようになった。
さて、いくつかの記事では理由として「2番目」までしか書いてませんでした。
2番目までの理由の場合、どう考えても「水晶髑髏がマヤのものではない」と否定できないと思うんですよね。
この理由の場合、どっちも「マヤであんな精巧なものが作られたのはおかしい」という先入観がなければ導き出せない結論であって、ニュートラルで判断すれば「マヤに回転式器具があったかも」「もしかしたらメキシコとブラジルで交易があったのかも」となるはずです。特に2番目は、例えばこれが「ブラジルの土で作った土器」であれば、おそらくメキシコーブラジル交易説の根拠とされるかもしれません。
で、3番目と4番目の理由がでてきて、やっと「ああ偽物だったのかぁ」と納得できるワケです。
書いてる方が3と4の情報を得た上で記事にしたのか、1と2だけを理由に「偽物」と断定したのかは分かりませんが、新聞記事が、専門知識の裏付けがないとホントかウソかすら判断できないというのは、ちょっと困りものというか、自分の猜疑心の強さを再確認しました。
※水分で年代測定できるかどうかは知らないのですが、ちょりっと調べたところこんな記事(WIRED VISION:
考古学の空白を埋める新たな年代測定法)がありました。この方法だとしたら、水晶髑髏を年代測定するのは難しそうですがねぇ…(水晶髑髏は発掘状況がハッキリしてなかったような…)。
<関連リンク>
ITmedia News インディの水晶ドクロ、大英博物館とスミソニアン所蔵も偽物
TechnoBahn スミソニアンと大英博物館の「水晶髑髏」はどちらもニセモノ、X線回折法で再調査
BBCニュース(英語) Crystal skulls 'are modern fakes'
Slashdot 大英博物館の水晶髑髏から合成研磨材を検出
今回は歴史関係でかつ技術的な話です。
興味が無い人には面白くもなんともなく、さらに専門家な人から見たら間違いだらけかもしれません。
なんで「歴史にちょっと興味がある人」専門ということで。
ええ、自己満足なんですけどねorz
僕らが知っている昔のことは、せいぜい数十年前のことです。子供の頃に見て聞いたコトが、実際に確認できる歴史の限界と言えるでしょう。
では、それより昔のコトも何とかして知りたい。そんな時はどうすればいいのでしょうか?
そこで生まれたのが年代測定という技術です。
年代を測定するには大きく分けて3つの方法があります。
1:伝聞
2:本
3:科学的調査
1の伝聞は、おじいちゃんが話してくれる昔話とか、代々受け継がれている民謡とか、そういった類のもの。
2番は昔の新聞に始まり、魏志倭人伝のような数千年前に書かれた歴史書に至るまで、人間によるさまざまな記述があたります。で、この2つについてはまたいつか。
今回は3の科学的調査法の一つである「炭素14法」について解説してみます。
歴史関係ネタ第一弾は
水晶ドクロ オーパーツですよ、オーパーツ。
水晶製のドクロ(髑髏)でホンモノの頭蓋骨にそっくり。現在の技術でも作るのは難しいと言われています。まずは「オーパーツ視点」から、水晶髑髏がどんなものかを確認してみましょう。
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水晶髑髏は、古代マヤ文明期に作られた水晶製の工芸品と言われている。
水晶髑髏にはいくつかの種類があるが、最も有名なのは「ヘッジス・スカル」と呼ばれる、1927年にイギリスの探検家フレデリック・A・ミッチェルがホンジュラスにあるマヤの遺跡で発見したものだ。
この髑髏がオーパーツ、いわゆる「場違いな発掘品」と言われるのはいくつかの理由がある。