ハルヒの新刊を買ってきた。返本不可の買切商品で50万部ってスゴくね? 

 今回はゲーム関係でもニュースでもなく、思いっきり雑文エントリとなっておりますorz

「涼宮ハルヒの驚愕」発売へ-秋葉原では深夜・早朝販売も
「ハルヒ」新刊、ライトノベル最多部数

 本日、ハルヒの新刊が発売されました。前から随分時間たったなぁ…。

 正直言うと、間が空き過ぎたので興味はかなり減衰していたのですが、仕事的意味合いで読んでおいたほうが良いかなぁと思い買ってみました。

 本屋では普通に山積みでした。

 さて、ハルヒ新刊ですが、初版部数が51万3000部、前後編同発というか前後編セット売りのバラ売り不可という商品なので、累計で初版100万部を達成した商品となっております。

 で、正直50万部って刷りすぎじゃね? と思わなくもなかったんですよ。
 ハルヒ自体はめちゃめちゃ人気あって、シリーズ累計が国内800万部世界1650万部。9冊出ているので1冊あたり88万部。初回限定という大きな釣り餌もついているので、50万部は妥当な線かなぁと思いつつも、ハルヒ人気自体は絶頂期と比べればかなり落ち着いた印象ですからねぇ…。


 最初50万刷ったって聞いたときは「まぁ書店も話題作ってことで、とりあえず多めに発注したのかなー。返本リスクけっこうありそうだし、角川大丈夫かしら?」なんて思っていたのですが、買ってきた本を見ると、シュリンクにがっつり「分売不可・買切」の文字。
 どうやらハルヒ初回本は「買切商品」の模様。

「買切」てのはつまり「返品不可商品」のこと。
 一般的に書籍は「委託販売制度」というのがあって、売れなかった本は返品できるようになっているのですが、買切商品ではそれができない。
 つまり売れ残った場合は丸々「仕入れた書店の損」となります。ゲームと一緒ですね。
 最近では、ハリーポッターや水嶋ヒロの新作「KAGEROU」が「買切商品」ということで話題になりました。
(KAGEROUは買切ではなく責任販売制とのこと。返品可能だが仕入れ値65%、返品買取は55%となる。詳細はコチラ。)

 この買切システム、書店から見るとリスキーなことこの上ないのですが、一方でハルヒやヒロ君新刊の場合、書店が「取りあえず売れそうだから大目に発注して売れ残ったら返品すればいいや」とかやりかねない。
 それで売れればいいけど、期待を裏切って大コケしちゃうと、とんでもない数の返本が押しよせてくることになります。

 で、それを避けるために、ハルヒはあえて「買切」という手法をとったのでしょう。
 もし買切でなければ、もっと部数行ったかもしれません。まぁ返本される数もグンと増えたでしょうが…。

 逆を言えば、買切にも関わらず50万刷れちゃうハルヒさんマジスゲーと思いました。

買い切りのハリポタ売れ残りで書店が悲鳴
2chライトノベル発行部数スレまとめWiki
「特集 ライトノベル市場 大解明」より ライトノベル新刊発行データ
「委託販売」から「買い切り」へ 本の流通を変える様々な動き


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 さて、ライノベ・漫画とゲーム、どちらも客層が似た商品だと思うのですが、かたや返本OK、かたや返品NGとなっております。

 僕は今まで「ゲームも返品OKにした方がいいんじゃね?」派でした。
 現状だとゲームショップが「売れ残り」を警戒するあまり、マイナータイトルの出荷数がかなり制限されていると思ったんです。
 実際、最近では、小さなゲームショップのみならず、大きめの量販店でもマイナータイトルは置いてないことが多くなってきましたから。

 ただ今回のハルヒやハリポタのケースを見ていたら「返品可にすると、今度はメーカーのリスクが増えすぎるのかぁ…」って気もしてきたんですよねぇ…。
 アメリカなんかは返品による収益悪化ってニュースもあるようですし。

 あっちを立てるとこっちが立たずで、いろいろ大変だよなぁ…。
 まぁこの辺の事も鑑みると、ゲームはデジタル配信への流れがが加速していくのかもしれません。アレなら返品リスクとか考えなくていいし、在庫売り切れによる販売機会の損失も少ないですからね。

 まぁゲーム屋にふらっと入って「なんとなくおもしろそうなゲームを買う」ってのができなくなるのも寂しい気もしますけど。
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[ 2011/05/25 17:10 ] いろいろ | TB(0) | CM(0)


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