クリフB:「現実の世界に幽霊を配置できるAR版『零』をVitaで遊びたい」 

Cliff Bleszinski氏 インタビュー ~ 日本やホラー・ゲームへの思い(CHOKE POINT)
Cliffy B: 日本のゲーム開発はマルチプレイヤーを無視すべきでは無い(GAME SPARK)

 ギアーズシリーズでおなじみ、世界で最も有名なゲームクリエイターの1人、EPIC GAMESのクリフ・B氏のインタビュー。 
 日本のゲームはもちろん、すべてのゲームに対するリスペクトが溢れているインタビューです。
GameSparkのは抜粋なので、CHOKEの全文読むの推薦。

Cliff Bleszinski:何故未だに『零』のマルチプレーがないんだい?赤の他人が入ってきて幽霊役になり、俺を死ぬほど怖がらせて、その恐怖度に応じてレーティングを付けたりするようなマルチプレーだ。豪華なかくれんぼみたいなものさ。

現実世界に幽霊が存在するような、拡張現実版の『零』をVitaで出して欲しい。確か任天堂はそれに近いゲームを出してるんだよね?実際の世界の中に幽霊を忍ばせるようなARG(代替現実ゲーム)があってもいいはずだ。実際に人が死んだ場所とかにね。

 おもしろそうw 実況というか他人プレイのライブ見てるのも楽しそうだよね、コレ。

 他にも
「マリフェバリットなサイレントヒルは2→3→1。以降は無い」
「バイオシリーズははホラーからアクションになった。ホラーとアクションの両立は難しい。俺なら「ホラーのバイオ」と「アクションのバイオ」に分けるね!」
「アンチャをマルチにして、みんなで競い合いながら財宝を探してみたいね」
 などなど、ゲーム好きなら聞いただけで妄想の羽を広げられちゃう発言が山盛りです。

 クリフと飲みに行ったら楽しいだろうなーw



 以下、インタビュー内で触れられていた「日本ゲームの競争力」についての戯れ言をつらつらと。


 記事の中でクリフは、日本のゲームが競争力を取り戻すためには「マルチプレー要素」をもっと取り込んでいく必要があるとしています。それはいわゆる「対戦モード」だけをさすのではなく、ゲームの内容に即したモノならどんなものでも良い…とも。

 具体例で「デモンズソウル」を絶賛中。
 確かにアレのマルチプレイは、決して出しゃばらず、それでいて存在することに大きな意味があるすばらしいシステムでした。

 実は僕は、日本のゲームってマルチ養分が低いと漠然とイメージしていたんですが、よくよく考えるとメガヒットなタイトルは「マルチプレイ的要素」を持っているモノの方が多いんですよね。
 モンハンはもちろん、ポケモンだってソーシャル的な要素が強いですし、ドラクエ10あたりもネットワーク要素の取り込みに積極的。ミリオン超えてているタイトルでネットワーク的な要素をまるで持っていないゲームの方が少ないんじゃないですかねぇ…。

 そういった意味ではFFが異質なのかもしれません。

 ただ、FFやテイルズのようなストーリー系のRPGってなんとなくネットワークプレイとは無縁な感じですが、その実「つながること」への親和性は高いですし、まだまだ未開拓な分、革新的なネットワーク体験を生み出せる余地がたっぷり残っていると思うんです。

 クリフが記事中で「『Skyrim』で俺の彼女がプレーしている時、『どうぶつの森』みたいに家のチェストに宝物を入れておいたりできたら最高だよ。」なんて言っていますが、「世界」が存在するRPGでは、さまざまなものを無理なく共有できますからね。
 家や家具はもちろん、ドラゴンズドグマのように「ポーン」という名のNPCを共有したり、他の人がプレイしたイベント結果によって、こちらで別のイベントが発生するなんてのも良さそうです。
 普段はスタンドアローンな箱庭を1人でのんびり旅しながら、ダンジョンに行くときだけ酒場で仲間をつのってMO的なCOOPプレイなんてのもアリでしょう。ドラクエXあたりがそっちの方向性なのかな?

 多人数プレイで始まったTRPGが、1人で遊べるコンピューターRPGになり、それがMMOへと進化していきましたが、そのうち「1人プレイの集合体が総体的な1つの世界を作り上げる」というクラウド的なRPGタイトルへと発展していくのかもしれませんね。


【おまけ:マルチ対戦とアクションゲームと中古対策】

 記事で「マルチモードが無くて残念だった日本のゲーム」として名前の挙がっている「ヴァンキッシュ」。
 ただ、あれのマルチ対戦は難しそうだよなぁ…。
 あのスタイリッシュさというかアクションの気持ちよさはマルチでの同期を完全に無視して考えたからこそできたワケで。

「俺ツエェェェwww」を楽しむゲームをマルチで遊ぶのは難しいよねw

 そう考えるとアクションゲームにおける「リアルタイムなマルチプレイ」ってシステム的には足を引っ張るというか大きな枷でもあるのかもしれません。
 実際、海外のアクションゲームってほとんどが似たようなFPSばっかりで、システム的な革新性があるものは少ない印象だし。
 まぁその分プレイアビリティとか没入感ってところをメチャメチャ作り込んでいるのがスゴいんですが。


 あと、CHOKE POINTの方の訳に以下のような一文があります。
理由はなんであれ、地獄への道は善意で敷き詰められているものだ。恐らく予算や開発期間の制限でマルチプレーは搭載しないことになったんだろうが、最終的には、素晴らしいゲームにも関わらず、多くのゲーマーからフル・プライスで発売初日に買うゲームではなく、レンタルや中古で済ませても良いゲームだと見なされてしまった。

 確かにマルチプレイがあると新品買ってスタートダッシュしないと! ってモチベーションは出やすい。中古で買った頃には人がいなくてマルチが満足に遊べない…なんて状況もあるし。
 あとマルチがあると「長く遊べるから売らない」って人も多くなって一石二鳥かと。
 実際CoDの最新作はなかなか中古価格下がらないし。

 例えばですが、中古対策としてDLC的なもの、それもぶっちゃけ切り売り的なモノを半年連続無料リリースとかしたら、ユーザーの受けは悪いのかなぁ…。タダで配ってくれるなら、僕は中古対策ってことで割り切れちゃうけど。

 まぁ現状は切り売り的なモノで金取ってるような状況なんですけどね!

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[ 2012/05/17 13:05 ] 海外ゲーム事情 | TB(0) | CM(3)


ペルソナや世界樹でネットワークプレイが実装されたら嫌だなぁ
やり込みRPGにはそれなりの良さがある
[ 2012/05/17 13:32 ] [ 編集 ]

零がゾンビホラーになってまう予感
[ 2012/05/17 21:30 ] [ 編集 ]

RPGとかAVGでのネット要素って、ちょっとしたバリエーションを加える的な使い方で充分な効果がありそうですけどね。

ペルソナだったら、それこそクリア後のRPGやりこみ部分に軽く絡めてみるとか…。
[ 2012/05/17 23:21 ] [ 編集 ]

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