ナナオのIPS液晶モニタ「FORIS FS2333」レビュー。発色が素敵すぎ 

 先月、ナナオの液晶モニタ「FORIS FS2333」を買いました。
 23インチのIPSパネル搭載モニタ。お値段3万円。
 スペックや特徴などはコチラの公式サイトでどうぞ。

 で、使って1ヶ月ほどたったので、カンタンなレビューをしてみます。


【発色の良さが素晴らしい】
 まず、全体的な色味ですが、デフォルトの設定だとかなり明るい。正直明るすぎて目が痛い。
 なので、とりあえずすべてのモードで明るさを100%から20~30%程度に下げました。これでかなり見やすくなりました。

 さて、実際に使ってみると、今まで使っていた三菱のTN液晶モニタ「RDT231WM(3年弱経過)」との違いがはっきり分かります。具体的に言うと、

 色味が全体的に鮮やかなり、グラデーション表示が非常に美しくなりました。

 二次でも三次でも良いので、人の画像のような滑らかな階調で表現される画像を表示させると、肌の色の移り変わり加減が、これまで使っていたRDT231と比べて、圧倒的なクオリティで映し出されるのがよく分かります。
 TN液晶だと、中間階調の移り変わりが分かりにくかったんですが、FORISでは黒はより深みのある黒で、白もより白く表示され、その中間階調がくっきり表示される感じです。
 ていうか、FORISで見て、はじめて今まで見ていたCGが「あぁこんなに滑らかに肌色書いてあったんだ~」と思うぐらい。

 とりあえず、CGや写真をよく見る人でTNを使っているのであれば、この表現力の高さだけで購入を検討して良いレベル。
 店舗にUSBメモリ持って行って、実際に表示してみると一発で分かるんじゃないかなー。


【7つのカラーモード】
 FORIS FS2333では明るさ・コントラスト・色温度などなどの「カラー設定」を7つのモードで切り替えられます。
 7つのうち5つは「GAME」や「CINEMA」「sRGB」といったプリセットモード。残る2つはユーザーが自由に設定できるモードになっています。

 プリセットはそれぞれ設定がロックされている部分があり、ユーザー側ですべてをいじることはできません。(sRGBでいじれるのは明るさだけ。GAMEやCINEMAではゲインを弄れないなど)。
 したがって、完全に自分好みのモードにするには、2つユーザーモードを使う必要があります。
 この仕様に大きな問題はないのですが、たとえば「sRGBプリセットをベースに色味を細かく調整したい」みたいなコトができないのがちょっと不便でした。

 モードがらみでちょっと使いづらかったのは、特定のモードにボタン一発で飛べるようにする機能がなかったこと。
 僕は普段はsRGBモードで使い、ゲームや動画を見るときは明るさとコントラストを上げたユーザーモードを利用するのですが、モードの切り替えは、リモコンのモードボタンで全7つのモードを順送りするしかありません。

 なまじモード数が多いだけにけっこう面倒なんですよ…。特定モードへのホットキーを設定できたらなぁ…と思わずにいられません。一応、アプリごとにモニタのモードを自動で切り替える専用ユーティリティが付属しているのですが、それはそれで煩わしいんだよね…。


【視野角】
 IPSだけあって広いです。TNはちょっと斜めから見るだけで色が変色しますが、IPSだと平気です。
 僕は机の上にモニタ置いて、椅子に座って正対してモニタを見ていたので、TN使っていても視野角の狭さはそれほど気にならなかったのですが、23インチを2台横置きすると、画面端に白のような明るい色は、それなりに変色してたんですよね…(そこまで気になるレベルではありませんが)。
 その点、IPSだと白でも変色しないので嬉しかったです。


【ぼやけ除去機能(超解像度技術)】
 FS2333は「Smart Resolution」というノイズやぼやけをシャープ化する技術が搭載されているんですが、ぶっちゃけまるで意識してませんwww

 画像補正機能とか使わないんですよねぇ…。
 高画質で見たいDVDやブルーレイはTVで見るし、PCで見る動画にそこまで画質を求めない。
 静止画はオリジナルどおりに表現してほしいので補正機能はむしろ邪魔。

 というわけで、このあたりの機能にはまったく興味がないので評価不能w
 補正パラメータをそこそこ弄れますし、補正を「動画部分にのみ適用する」という「Smart Detection」機能もついているので、動画への配慮はかなりしている模様です。

 まぁニコニコの低解像度ソースを拡大してみると、それなりにキレイになっている気はします。
 体感ですが。


【明るさ補正機能】
 暗い部分だけを明るくする「Smart Insight」という機能があります。
 PCゲームで「暗い部分が暗すぎて見えない」という経験をしたことがある人は多いと思います。そんな場合、普通はゲーム内オプションでガンマ値を上げたり、モニタの明るさをいじったりして、画面全体を明るくして対応するのですが、それだと明るい部分がさらに明るくなってしまい、全体的にぼわ~っとした画面になってしまうのが困りもの。

 しかし「Smart Insight」を使えば、明るい部分はいじらずに、暗い部分だけを明るくするので、画質の劣化を最小限に抑えつつ、視認性をアップできます。
 Skyrimで使ってみたのですが、なかなか効果ありました。
 補正量をリモコンで変更できるので、タイトルにあわせてちょいちょい弄れるのも悪くないです。

 これ目当てでFS2333を買うほどとは思いませんが、あるとなかなか便利な機能と言えそうです。


【応答速度・遅延】
 スペック値では応答速度3.4ms、遅延0.05フレームと、かなりの数値を誇るのですが、PCでFPSやらないんで、その凄さを実感できませんww
 今度PS3つなげてBO2でもやってみようかなぁ…


【まとめ】
 機能が豊富なのがウリの一つなんですが、その部分についてはそこまで有り難みを感じませんでした。あれば便利ですがなくてもかまわないってのが正直なとこ。
 むしろこのモニタの良さは3万円という低価格でありながら、IPSパネル採用による「鮮やかで再現性の高い発色」を実現していることにあると思います。

 IPSパネル採用モニタにはLGやiiyamaが1万円台のモノを出しています。で、もしかしたらそっちの画質もFS2333並にいいかもしれません。
 ただ、そこはEIZOというブランドへの信頼感や、安心の5年保証に金を払ったと思っていますし、なにより実際の製品が、今まで使っていたTNモニタと比べ、充分に満足できるクオリティであったので、個人的には良い買い物ができたと大満足しています。

 今TNモニタ使っている人は、IPSモニタへの買い換えを検討してみるのも悪くないと思いますよ。

B008APX4P0ナナオ FORIS 23.0インチ TFTモニタ 1920x1080 DVI-D24ピンx1 D-Sub15ピンx1 HDMIx2 ブラック FS2333
ナナオ 2012-07-13

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【おまけのドット抜け】



 実は、1台目はドット抜けがありました。
 しかも「ど真ん中に赤の常時点灯」というかなりウザいタイプw
「液晶のドット欠けはやむを得ない。故障ではないので返品できない」と説明は受けているモノの、さすがにコレはへこまざるを得ない。3万の買い物が台無しですわ…

 しかし、今回はツクモで「交換保証」を付けて買っていたので無問題。
 速攻交換して、2台目で無事にパーフェクトなモノを入手できました。石橋を叩いて渡って大正解。

 今回はツクモのモニタ王国で約30000円プラス交換保証1500円で購入したのですが、値段だけで言えばもっと安いところもあったんです。Amazonとか29500円だったし、もちょっと安い卸系ショップもあったし。
 ただ3万でドット欠けにブチあたったらへこむなぁと思ったんで、多少高くても交換保証ついてる方を選びました。

 僕は今まで6台(交換1台含む)の液晶モニタ+2台のノートPCを買ってまして、ドット欠けは今回の1台だけなので、確率的には「まぁそれなり」だと思います。
 保険をかけるかかけないかは人それぞれですが、「交換保証」という選択肢もあるということは考慮しておくとイイと思います。

 ちなみにツクモのネットショップのFS2333ページはコチラ

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[ 2012/12/19 19:16 ] デジモノ | TB(0) | CM(0)


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