2万円超えの高級ヘッドホン「K702」を買ってみた。ゲームより音楽向き 

 先日、Beatsのヘッドホンを買ったのですが、聴いてたらどうしも「音がクリアで気持ちよく聴ける、いいヘッドホンが欲しい」と思い始めて、いろいろと物色してました。

 予算は2万円まで。
 で、いろいろ試した結果、

 AKG K702

 を購入しました。お値段23000円でちょっと予算オーバーorz。

 ヘッドホンには「密閉型」と「開放型」があり、K702は開放型。
 1万から2万程度の開放型ヘッドホンとしては、ゼンハイザーのHD598とならんで、定番のひとつとなっています。

 簡単に開放型と密閉型の違いを書いておくと

  • 密閉型:耳をすっぽり覆って外界と遮断。音漏れしにくく、外の音も聞こえづらい。低音を中心に迫力のある音になりやすい。

  • 開放型:耳の部分が密閉されておらず、音が外に抜けていく。密閉型にありがちな「音の篭もり」が少なくなり、音の広がりや「抜け」がよい。反面、音漏れ・音の遮断性は低く、外での使用には向かない。

 今までは「外で音を聞くために」ヘッドホンを買っていたので、密閉型ばかり買っていたのですが、今回は部屋での使用専用なので開放型でも全然OK。
 店頭で聴き比べた感じでも、開放型の音が空間に抜けきっていくクリアな感じが、とても気持ちよかったことから開放型デビューすることにしました。


【 音 】
 K702の感想ですが、開放型らしい音の広がりはさすがで、ヘッドホンとは思えない音の鳴り方をしてくれます。スピーカーに近い感じ。
 あとは中高音のクリアさが素晴らしい。「澄んだ音」とでも言うのでしょうか。FF12のループデモの出だしとか聞き惚れちゃいました。
 声が綺麗なボーカルでのしっとり系な曲とか、あとアニソンなんかもけっこう合うんじゃないかなー。

 一方、低音は迫力という面では物足りない面も。
 低音をガッツリ聞きたいなら、同じ密閉型でもSONYのMA900とか、いっそ密閉型の方がいいと思います。
 音自体はしっかり出ているんですが、音の圧力というか、響く感じが足りないんですよね…。すーっと抜けてっちゃう感じ。まぁそこがK702の長所でもあるんですが。

 音の傾向から考えると、K702はどちらかといえば音楽向けのヘッドホンであって、アクション映画やゲームで多用される、爆発音をはじめとする低音系の環境音は「得意ではない」と言えるかもしれません。
 もっとも、自然環境音とか会話の明瞭さとかは、本来の音の再生能力の高さでキレイに聴かせてくれるので、そういったジャンルのタイトルにはピッタリでもあるんですが…。

 まぁ僕ならK702を「ゲーム用のヘッドフォン」としては買わないです。音がクリアな分、FPSで足音やセリフが聞き取りやすく、定位を得やすいというメリットはあります。でも、アクション系の効果音に迫力が足りないのはゲーム用途ではなかなか辛い。
 もちろんゲーム用としてまったくダメということではなく、むしろある程度のクオリティは保証できるんですが、同じ程度の値段でゲームメインで考えるなら、僕はSONYのMA900あたりを買います。


【 音量について 】
 なお、価格COMのレビューでは「K702は音量が小さいので、iPodなどで使う場合はヘッドホンアンプが必要」という意見もありましたが、ウチの環境(iPod nanoとHTCJ)では必要充分な音量が取れています。
 nanoは最初音が小さかったのですが、ボリュームのリミッターとかレベライザーを解除すれば問題ありませんでした。。
 まぁ普通のヘッドホンと比べると小さいのは事実なので、大音量でかける人だと物足りないのかもしれません。


【 装着感 】
 部屋での使用ということで、音同様に重要なのが装着感。
 重さは価格comのスペックでは235gとなっていますが、ケーブルを外して計ったところ290gありました。これにケーブルとコネクタ分が追加されるので、実際は300g近いと思われます。
 300gは決して軽くはないですが、ゴツい密閉型と比べれば遙かに軽く、数時間つけていても首が疲れたりはしませんでした。ただ200gを切るような機種と比べると違和感は残るかもしれません。

 あと、K702はヘッドバンド部にコブがあって、これが頭を圧迫して、長時間付けていると痛くなるという報告がネット上でいくつか見受けられました。
 僕は、体調が悪いときなど、たまに痛くなることがありましたが、基本的には気になりませんでした。
 痛くなってもちょっとズラすか、ヘアバンドしちゃえば平気だったので、たいして気にならないというのが正直なところです。





【 以下、購入記 】


 
 まず、K702には兄弟機としてQ701という機種があります。





 基本的には同じ機種なのですが、カラーリングと、Qの方は耳に「Q」のエンブレムが貼ってあるという違いがあります。
 一応、メーカー発表では「音の違いは無い」らしいのですが、視聴したところKの方が音のヌケが良いような気がするんですよねぇ…。Qのエンブレムで音が反射されるせいなのかも。

 で、Q701・K702はオーストリアのAKGというメーカーが生産しているのですが、AKGの日本法人は無いので、購入は正規代理店をとおすかか、海外輸入品販売店を利用する、もしくは個人で輸入することになります。

 ビックカメラやヨドバシでは、正規代理店のモノを扱っています。Qは5万円台、Kは3万円台です。QとKでかなり値段が違いますが、これは代理店が違うため。海外ではどちらも同じくらいの値段で売られています。

 で、海外ではなんと大体2万円前半で買えちゃいます。
 驚きの内外価格差w 国内高すぎだろww

 価格COMやAMAZONで調べると、代理店を通していない並行輸入品を売っている業者がいるので、そちらを使えば、海外価格の2万少々で入手できます。

 個人で輸入する場合、一番楽で安いのはアメリカのAmazon。本体が安いのに加え、送料も安く、配送もスピーディといいことづくめです。
 ただし、日本には売ってくれないモノも多く、例えばQ701だと緑は売ってくれませんでした。
 他ではB&Hあたりも品ぞろえが豊富です。本体はAmazonより安い事もあるのですが、送料が高めなのでトータルでは似たり寄ったりに…。

 値段を考えれば輸入品一択ですが、保証や修理対応、さらには店の信用などを考えると、安心料として正規代理店経由で買うという手もあるかもしれません。

 で、僕はK702をサウンドハウスという、オーディオ製品の輸入激安販売で有名なお店で並行輸入品を購入しました。
 ちなみに、アメリカのAmazonから直輸入する場合との価格差は以下のとおり。

サウンドハウンス(送料無料)
 K702 \22980
 Q701 \25800

AMAZON(送料1200+関税数百円。1$=\85換算)
 K702 $263(24000円ぐらい)
 Q701 $231(21500円ぐらい)

 Qを買うならAmazonが、Kを買うならサウンドハウスといったところでしょうか。
 あと注意すべきは壊れたときの保証の差。
 サウンドハウスは1年保証が付きますが、正直、直輸入系ショップの保証は信用しづらい部分もあってやや不安。一方のAmazonは送料が4000円ほどかかるというデメリットはあるものの、信用自体はしっかりしています。
 甲乙付けがたいところですね…。

 で、結局はQとKどちらが欲しいかを考え、サウンドハウスでK702を買いました。
 カラーリングはQのホワイトが良いんだけど、どう考えてもエンブレムが実用性でもデザイン的にもジャマすぎたw


 というわけで、2万円強という生涯最高値のヘッドホンを購入したワケですが、今まで使っていた数千円のヘッドホンとは音が全く違います。値段分の価値は充分感じられて大満足。

 TSUTAYAでクラシック借りてきたり、昔買ったホルモンのDVDを引っ張りだしてきて聴きまくってますw ブルーレイも聴いてみたいから、ももクロのライブかファンタジア2000でも買ってこようかなー
 でもブルーレイとか言い出すと、今度はHDMI対応のAVアンプとか欲しくなるし…。
 まったくオーディオ関係は、やり出すと歯止めがきかなそうで怖すぎだわw


米AMAZONアフィリンク
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[ 2013/01/28 02:33 ] デジモノ | TB(0) | CM(6)


高級じゃねーだろ
[ 2013/01/29 06:51 ] [ 編集 ]

確かにタイトルつけるときに「高級つっても、上には上があるしなー」と思ったのは確かですorz

まぁ1万以上すれば一般的には「高級」かなーって。実際、レビューサイトとかでもK701系は高級扱いだったので便乗しましたw
[ 2013/01/30 13:47 ] [ 編集 ]

次はDAC行きましょう(にっこり
[ 2013/01/30 17:46 ] [ 編集 ]

ヘッドホンなど

初コメとなります。
いつも読ませて戴いております。
サウンドハウス(音屋さん)のサポートは、かなり良い方ですので、
(実際にやりとりしました)
その点はご安心を。
ただ、セール品の中には、弦が賞味期限切れ(つまり、錆びやすい)物があったり、初心者用の廉価品(メンテの際の送料や梱包が大変)には、気を付ける必要があります。
そういった面を注意して、利用すれば、良いかと。
k701は、主な用途が(スタジオの)モニター用ですので、それにも使えますが、どちらかと言うと、音楽を楽しく為の物ではありません。
(評判が良いのは、味付けのない音をそのまま出してくれるかららしいです)
自分は240mkⅡを使っていますが、オプションが豊富で(パッド2、ケーブル2)、音は素直で、タフでしかも使い易い、良い製品だと思います。
普通に聞く場合に、低音が欲しいのならば、廉価版なら、ポルタプロもしくは同系のスポルタプロがお薦めです。
(充分、試し買いできる値段だと思います)
多少値が張るのなら、オーテクのM50辺りが、k702と同じモニター用では、低音が出る方で、良い製品だと思います。
他にオーテクのSX1(現行品はSX1A)を所持していますが、これが現在のメインです。
ただ、パッドが痛みやすいのでその辺りは注意ですが。
[ 2013/01/31 00:24 ] [ 編集 ]

まさかのオーストリア製

オーディオに無知な私がひょんなことからヘッドフォンに興味を持ったのが昨年の六月でした。その後ネットでにわか仕込みの知識を仕入れ、秋葉原のヨドバシカメラで散々視聴をし、自分の耳に合うヘッドフォンはAKGのQ701だということが判明しました。その後、値段が値段なのでどうしても購入の踏ん切りがつかず、購入が先延ばしになってしまいました。そして今月中旬にQ701が一段と値下がりしていることに気付きました。しかし、ネットで検索すると現在店頭で売られているQ701は全て中国製で、一部のインターネット店舗で価格の上乗せをしてオーストリア製が売られていることを知りました。そこで、都心の駅前量販店を回り、オーストリア製のQ701を捜しましたが当然ながら見つかりませんでした。そんな中、昨日、全く別の用件で有楽町を訪れた時に帰り際に駅前にビックカメラ有楽町店を発見。無駄な抵抗とはわかってはいるものの丁度通りかかった女性店員さんに在庫のQ701の製造国を確認してもらいました。しばらくして倉庫から戻って来た店員さんが全く予想していなかった言葉を発しました。「本体がブラックのモデルなら一台オーストリア製がありますよ」。オーストリア製が残っていたこと、そして私の欲しかった本体がブラックのモデルだったこと。正に二重の驚きでした。しかも、正規代理店を通しているので保証期間は二年間。本体価格は店頭価格は28000円台でしたが、これをビックカメラのweb店舗の価格に合わせてもらえたので価格コムの最安値とほぼ同額で買うことが出来ました。まさかこんな好条件でQ701を購入出来るとは夢にも思いませんでした。ヘッドフォンに興味を持ってから昨日まで本当に長い道のりでした。しかし最後は予想もしなかった突然の幕切れを迎えることとなりました。まだヘッドフォンアンプを買うという新たな道のりが待っていますが、私にも今までとは別世界の高級ヘッドフォンの世界が少しずつですが近づいて来ました。
[ 2014/04/30 04:44 ] [ 編集 ]

最近、AKGは一気に値下がりして、国内正規品を買いやすくなりました。サポート考えると、国内でやりとりしているものに越したことはないので、嬉しい限り。

オーストリアって、あまり馴染みがないですが、ちょっとこじゃれた感があって憧れますよねw
[ 2014/05/03 11:24 ] [ 編集 ]

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