アニソンやボカロ…打ち込み系にピッタリなヘッドホン。HFI-780 レビュー 

 2ヶ月ほど前にHFI780を購入しました。

 ヤフオクで。
 落札価格8500円。安かったw

 で、けっこう長い間使っているので簡単なレビューでも。




 HFI780というと「個性派ヘッドホン」として知る人ぞ知る機種です。その特徴は…

・クリアな音をカチカチとキッチリ鳴らす。音の分離がかなり良い。
・密閉型にしては音が篭もらないし、定位感も高い。

といったところ。
 実際に聴いてみると、本当に「硬い音」というのがピッタリきます。SONYあたりのヘッドホンを聞いてから、780を聞くと空気感のあまりの違いに驚くほど。

 で、その「硬さ」は最大のメリットであると同時に、最大の弱点でもあります。
 硬い音がキチっとはまる曲、打ち込み主体のアニソンとかトランス、エレクトロニカなんかだと、音の出の良さがすごく気持ちイイ。
 ボカロ系の曲も、シャキシャキ感がミクさんの声とよくマッチします。

 一方で、アナログ的な良さを出すのは苦手で、例えばロックでエロさを出すのは壊滅的に苦手。バラード系もカチカチしすぎでしっくりきません。


 音の傾向はいわゆる「ドンシャリ」…なのかな?
 高音は確かにシャリついてます。シンバルの音なんかは透き通っててすごくキレイ。スパーンと鳴ります。
 ただ、少々やりすぎなきらいもあり、他のヘッドホンでは平気なソースでも、780だと刺さりそうorもはや刺さってることも。

 低音はドンドンしてますけど、いわゆる低音強調ヘッドホンの「ボワーン」って音じゃなくて、輪郭のハッキリした低音をズドンと慣らしきる方向。
 強いて言うなら、重低音に比べると中低音がちょっと足りない気もしますが…、まぁ気にするほどじゃないです。

 あと、曲によってボーカルが引っ込んでいるような印象を受けます。HFI780だけ聴いていればそこまで気になりませんが、他のヘッドホンと比べると地味というか聞こえづらいというか…。
 まぁこの辺は定位とも関係してくるところなので、一概にダメってワケではないでしょうが、ボーカルをガッツリ聴きたい…なんて人は注意が必要かもしれません。

 良くも悪くも無機質で「スッキリとクールな音」。「清々しい」とも言えますね。
 アニソンとかアイドル系の歌を、ノリよく元気に聴くのにはピッタリです。ボーカルの遠さも演奏の元気の良さで帳消しになるかと。

 反面、かわいさやポップさはあまり感じられません。
 あとしっとりしたバラードもちょっと物足りないかも。透き通るような演奏だとキレイに鳴らすけど、声の情感がちょっと足りないかなぁ…。

 なかなか気むずかしいヘッドホンですw


 以下、音以外のことをまとめて。

 まず定位について。
 HFI780には「S-Logic」という、サラウンド感を向上させる仕組みが搭載されています。
 これの効果は個人差が大きいようで、ネットでは「すごく良い」という人と「あまり分からない」という人がいる模様。
 僕は、他のヘッドホンよりは定位が良いと思いましたが、一発で鳴っている場所が分かるほどではなかったです。

 装着感は良くは無いです。
 最悪ではないですが、MDR-1とかHD598などの装着感が良い機種と比べると雲泥の差です。

 まず側圧が強めで、長時間付けてると締め付け感が気になる。
 頭頂部に出っ張りがあり、これのせいか長時間装着で痛くなることが。
 さらにイヤーパッドが合皮なのですが、これが堅めで触り心地がよろしくない。さらに僕はメガネ着用なのですが、メガネと革がこすれるたびに「キュッキュッ」というかなり耳障りな音がします。メガネを髪で覆うなどすれば防げますが、パッドの材質はもう少し何とかして欲しい。まぁ780のパッドは簡単に交換できるので、自作しちゃっても良いかもしれません。

 音漏れと遮音性は良い方。よっぽど大音量じゃなきゃ混んでる電車でも大丈夫かと。

 他に気になったのは「ハウジングの傷つきやすさ」。
 780はハウジングがヘアライン仕上げの銀プラスチックなんですが、とにかく簡単に傷が付く。
 ちょっと硬いモノにぶつけるのはもちろん、首からぶら下げているときに、アウターのファスナーにぶつかった程度で傷つきます。

 最初、それに気づかなくて、首掛けしてたら数カ所傷ついちゃっいましたよorz
 まぁもう諦めて傷上等で使ってますが、そういうのが気になる人は要注意です。


 せっかくなのでゲーム用途についても軽く。

 スペック的には、ゲームとの相性は良いと思います。
 定位が良く、音の聞こえる方向が分かりやすいことにくわえ、音の出方がシャープということも手伝って、ゲームや映画などの環境音の迫力・聴きやすさはなかなかのものでした。

 ただ装着感がよろしくないので、長時間プレイだと痛くなってくるのが辛いところです。あと密閉型なので蒸れます。
 僕は音の良さが気に入ってるので、PCでゲームするときは基本780、快適さを求めるときはK702にしています。

 つぎに、「780と似ている」と言われるULTRASONEの「DJ1PRO」との比較を。
 DJ1PROはAVICでちょっと視聴しただけの印象だと、1PROの方が音がまろやかというか、780ほどカチカチしてない。
 僕はよりとがった感じで聴きたい+1PROはデザインが苦手なので780を選びましたが、冷たすぎるのもちょっと…なんて人はPROも悪くないと思います。


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 全般的に、同価格帯の中では個性的な音をキレイに鳴らしてくれるヘッドホンで、コストパフォーマンスは凄くいいです。
 ただ、かなりクセがあるのも否定できません。
 基本性能が高いので、これ1本ですべて済ますこともできますが、それよりは使い分け前提で持っておくと、より満足感があがりそう。
 以前紹介したポタプロなんかがあると、うまく補完しあえるんじゃないかなー


 ちなみに、都内だと秋葉原のeイヤホンでHFI780とDJ1PRO、新宿西口のビックカメラでHFI780、中野のフジヤAVICでDJ1PROを視聴できました。(PROは標準プラグなので変換プラグ持参すると便利)
(なお、僕のケースでは、視聴時と使用後で音の印象がけっこう違うんような…。使っていると音の硬さがやや取れて、全体的におとなしくなった気がします。ぶっちゃけ前の方が良かったww
 もしかしたら、これがエージング効果とかいうヤツなのかもしれません。聞き比べたワケじゃないんで分かりませんが。)

 

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[ 2013/05/21 15:23 ] オーディオ | TB(0) | CM(0)


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