「マリオカート8」レビュー。良作だが、前作を超えたとは言いがたい 

「マリオカート8」のレビューです。
プレイ時間は数十時間。グランプリは150ccでミラーまで全部優勝、タイムアタックはノーマルカートでスタッフゴースト全撃破済みです。


 マリオカートといえば、任天堂屈指のキラーコンテンツ。
 シンプルでありながらも、バラエティ豊かなギミックが詰め込まれたステージと、いつでも一発逆転が狙える緊迫のアイテムバトルは、「みんなで楽しめるレースゲーム」としては出色のデキだと思います。

 ただ、「8」ということで、どうしても「シリーズの中での優劣」「前作と比べてどうなのか?」といった見方も入ってきます。
 そうした見方をすると、正直「8」はあまり高い評価をつけられないかも。

 平たく言えば「クオリティは高いけど、シリーズ物としては停滞した1本」というとことでしょうか。
 以下、良い点と悪い点を列挙してみます。

-----------------------
良い点
-----------------------
1:グラフィックが美しくなった
 WiiUということで、Wii版や3DS版のマリオカートと比べると、グラフィックのクオリティが圧倒的です。
 任天堂らしいカラフルでファンタジックなアートワークが、HD画質でプレイできるのは感動的の一言。
 この手の「みんなで集まってワイワイ遊ぶゲーム」で、ぱっと見の印象が華やかなのはとても大きなことだと思います。
 カートの動きもスムーズですし、フレームレートが高いおかげなのか、動きがクッキリと見極められるのも嬉しい限りです。




-----------------------
悪い点
-----------------------
1:速いスタッフゴーストがいない
 前作まではタイムアタックで、比較的楽に勝てる「スタッフゴースト」と、かなりやりこまないと勝てない「速いスタッフゴースト」がいたのですが、今作では「速いスタッフゴースト」がいなくなりました。
 おかげで、タイムアタックするときの「目標」がなくなっちゃったんですよね…。

 ネットのゴーストと勝負しろってことなのかもしれませんが、ネット相手だと上手すぎて勝負する気にならないんですわ…。
 タイムアタックを楽しみたかった人にとっては、この点は大きなマイナスポイントとなるかもしれません。少なくとも僕はこの「改悪」が一番残念でした。


2:マップの作り込みがイマイチ甘い気が…
 じっくり比べたワケではなく、印象的なものなのですが、Wiiと3DSは、タイムアタックをしているときに、マップを「攻めている感じ」がもの凄く感じられました。ギリギリのところを攻められるように用意してあって、かつそこをうまく攻めていくと満足感あるリターンが得られる…みたいな。

 つまりレベルデザインの意図や深さみたいなものを感じられたんです。

 一方、「8」はそれがあんまり伝わってこない。
 見た目の華やかさは向上しているんですが、中味がスカスカした…とでもいうのでしょうか。
 ステージが全体的に短めになって小粒な印象を受けますし、ギミックもまばらな感じ。
 タイムアタックで「コースを攻める楽しさ」がダウンした気がします。

 ただこれは、Wiiや3DSでは速いスタッフゴーストと勝負したため、よりギリギリのタイムアタックが必要だったのに、「8」の場合はそこまでヤル必要がないので、たんにやりこみが足りないだけ…かもしれません。


3:ミニマップがパッドにしか表示できない
 見出しどおりです。
 なぜメイン画面にミニマップを表示しないのかと…。
 手持ちのパッドに情報表示されたって、アクションゲームじゃメイン画面から目を離して見ている余裕なんてありません。

 グランプリの場合、コースのレイアウトだけでなく、ライバルの順位や位置関係も重要な要素になるのですが、レース中にそれを確認できません。
 こんなこと、ちょっとテストプレイすればすぐ気づくだろうに…。
 何か制作側の意図があるのかもしれませんが、正直デメリットしか感じられません。

 パッドを強引に使おうとして、持てあましちゃったんですかねぇ。

 そういや、マリカもパッドのメリットはほとんどなかったです。
 もはやパッドはWiiUのセールスポイントになってないし、任天堂もどうにかする気があまり無いようなので、本体をパッド無し1.5万ぐらいで売った方がいいと思います。パッドはリモコンプラスみたいな拡張コントローラー扱いってことで。


4:バトルのコースが専用じゃない
 ふうせんバトルのコースが専用じゃなくて、グランプリの使い回しになっています。
 使い回しでもおもしろければよいのですが、専用コースだった過去作の方が圧倒的に楽しいです。

 コレに関しては「納期が間に合わなかったから、ありもので間に合わせた」と思われてもしょうがないかと…。
 バトルモードをメインで遊びたい人は、Wiiや7で遊んだほうがいい気がします。


----------------------------------------------------
 以上。
 ちょっと辛口なレビューになりましたが、けっして悪い作品ではないです。むしろ良作。
「マリオカート」がもつ魅力は十分に受け継いでいるとおもいます。

 そもそも、悪いほうの「1」と「2」はタイムアタックをやりこむと気になるポイントであって、グランプリでの対戦などをメインに遊ぶ場合は気にならないと思います。
 グランプリでワイワイ遊ぶばあいは、グラフィックの向上による「楽しい雰囲気大幅アップ!」の恩恵が圧倒的かと。
 ミニマップが表示されないのは残念ですが、そこまで大きな問題でもないですしね。

 さらに言えば、がっつりやりこみたい人は、ネットでゴーストが拾えるので、もしかしたら今まで以上にやりがいが増えているかもしれません。
 そう考えると、僕みたいな「中途半端にやりこむ人」あたりにしか、マイナスの影響はないのかもw

 WiiUユーザーなら、レース好きはもちろん、アクションゲームが好きな人であれば、かなり楽しめることは間違いないので、持っていて損はない1本だと思います。

関連記事
[ 2014/06/02 18:34 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)


コメントの投稿


蔑称使用、誹謗中傷や罵詈雑言、煽りコメントは禁止。

ネタバレも基本的に禁止。随時削除します。

スパム対策のため「http」が使えません。

お手数ですがhを抜くなどで対応お願いします。














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://graffito.blog14.fc2.com/tb.php/2373-e6ae2f0b