TGS 2014。出展作品はゲーム機310本、スマホ505本。スマホゲーに望むこと 

東京ゲームショーが開催中。
ニュースとか見ていると、日本のゲーム産業がゲーム機からスマホへシフトしつつあるというか、少なくともスマホが主力プラットフォームの1つになりつつあるなーと。

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【圧倒的に多いスマホ向け】
 今回はスマホ向けゲームのタイトル数が圧倒的に多く、『IGN』(17日の記事)は日本のゲーム界で「気候変動」が起きていると述べる。
 同サイトによると、iOSおよびアンドロイド向けのゲームがそれぞれ259本と246本で合計505本。これに対して、「伝統的な」専用機向けが310本で、日本のゲーム文化におけるシフトを象徴していると言う。
 だが、ハリウッド・リポーター誌によれば、タイトル数ではスマホ向けが勝ったものの、行列が出来ていたのは専用機の方だったという。


 今のスマホゲームを語るときは、「プラットホームとしてのスマートホン」と、「最近流行のアイテム課金ゲーム」を分けて考えないと、ややこしくなると思うんです。

 前者については、スマホがプラットフォームになるのは個人的には歓迎…とまではいかないけど、悪いコトではないと思っています。
 インターフェースとか互換性の問題はありますけど、ゲーム機より身近だし、値段も現行の2年しばりルールなら実質的には低価格で最新機種を買えるし。

 で、問題は後者。
 今は集金目当てのアイテム課金ゲーが目立ちますが、それが今後どうなっていくか。
 個人的に気になるのは以下の2点。

・ブラウザゲーじゃない、ネイティブアプリタイプが流行るか?
・アイテム課金ゲー以外が流行るか?


 「ネイティブが流行るか?」に関しては、そっちに移っていくだろうなぁ…と思うんですが、読みにくいのは2つ目のほう。
(「アイテム課金ゲーム」ってのは、このエントリにおいては「基本無料。後付でお金を払っていくゲーム」のことと思って下さい)


 個人的には、現状の「アイテム課金ゲーム」は遊びづらい。
 このブログで何回か触れていますが、アイテム課金ゲーの本質である「遊びの部分にお金を払わせようとする仕組み」って、娯楽作品とは相容れないと思うんです。
 娯楽作品を作る側が心をそそぐべきは「どうすればおもしろくなるか」であって、「どうすればお金を出してくれるか」ではないハズ。

 で、ユーザーもバカじゃないんで、このままスマホゲームやアイテム課金ゲームが、作品そのものの面白さで勝負するのではなく、射幸心を煽る形で進み続けたら、遠からず飽きられるんじゃないかと(願望みたいなもの入りの推測ですが)。

 なので、アイテム課金ってシステムそのものが続いていくのはいいとしても、できればその中味は、課金部分がゲームの本質に関わらないものになっていって欲しい。

 まぁ理想を言えば、基本無料の後付課金型だけじゃなくて、制作時に「ゲームの面白さ」だけを追求しやすい従来のパッケージ型でも、ビジネスになるだけの受け皿がスマホゲーム市場で作られるとよいのですが。


 まぁ、スマホゲームのビジネス面が今後どう進んでいくかはまだまだ不透明。
 スマホのゲームが娯楽作品としてのクオリティ勝負の方へ進んでいくのか、マネタイズ中心の作りになっていくかは分からない。
 ただ、TGSの関連ニュースを見ている限り、よりよいものを作ろうとする動き"も"高まってきている印象です。

 ゲーマーが、スマホゲームを「子供だましじゃん」と揶揄するのではなく、3DSやVitaのタイトルと同じように、「おもしろい」と感じながら遊べる未来がくるといいですね。

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【オマケ】
「艦これ」のビジネスモデルの話。ゲーム単体で儲かってたってのは意外だった。

「艦これ」のこれまでと現在の姿が数字によって明らかに! プロデューサーらが教える「艦これ」の秘密

 ゲーム内イベントにおいて,いくつかのKPIを観測し,プレイヤーがより課金アイテムを購入したくなるようなバランス調整や改善を行うといった,普通のソーシャルゲームが必ずやることを,「艦これ」では行っていないらしい。
 その理由は理念的なもので,KPIを追うのではなく,ユーザーにとって本当に面白いと思えるコンテンツを作ることに注力する,という姿勢だ。


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[ 2014/09/21 22:10 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(0)


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