赤ずきんの復讐劇「Woolfe」の開発会社が破産。理想と現実の狭間に沈む 


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 先日、赤ずきんちゃんがオノぶん回して復讐に燃える「Woolfe」というゲームを紹介しましたが、そちらのメーカーが破産してしまったようです。

請けの日々を乗り越え作った自社ゲーム、結果は「スタジオ閉鎖」。KickstarterとSteam早期アクセスを経たインディースタジオの終焉

 記事では開発スタジオのトップが、Woolfeの失敗と、破産の経緯について語っています。

 それによると、Kickstarterで800万円程集めて開発、有料の早期アクセスを経て今年の3月に正式リリースするも売上げは伸びず。
 開発中に2Dから3Dに仕様変更したため、当初の想定より開発コストがふくれあがったため資金繰りが悪化。13年の歴史を誇った開発スタジオ「GRIN」は閉鎖されることになったそうです。

 「Woolfe」は美しいビジュアルを持ち、開発側の熱意が画面から十分に伝わってくる作品でしたが、現実は厳しかったようです…。

 Woolfeが失敗した理由は、単純に言えば「ゲームがつまらなかったこと」にあります。
 ビジュアルがどれだけ美しくても、ゲームとしてつまらないと難しい。冷酷だけど正しい現実でしょう。

 ただ、それは十分に理解するんですが、同時に記事中で開発者の方が述べている

「どうやったら『Woolfe』のような美しいゲームが10ドル以下で高いと感じる?これは我々の失敗なのか?」

という気持ちもよく分かるんです。
 彼は「巨大スタジオのFree-to-Playゲームがプレイヤーたちの価格感覚を狂わせたのかもしれない」と言っています。
 まったくその通りだと思います。「狂わせた」が言い過ぎなら「変えてしまった」ってとこでしょうか。

 あのビジュアルクオリティの作品が、例えば本として発売されていれば1000円はそこまで高いとは思いません。
 つまらないと酷評されたゲーム部分だって、1000円のタイトルであれば問題ないレベルには仕上がっています。

 でも、最近の「無料ゲーム」が幅を効かせているゲーム市場では、なかなかその考えは受け入れられないんですよね…。
 大資本の無料ゲームの波によって一種のダンピングが当たり前の状態になりつつある今、まとまった金を投資して「売り切りタイトル」で勝負するのはかなり難しいのかもしれません。


 ゲームの無料化などモノが安くなるのはいいことですが、それは作り手が儲けることを難しくしていることでもあるわけです。
 正直、最近の無料ゲームを見ていると「安く遊べるけど、クオリティは低下」という気がしてなりません…。
(もちろん、中にはハイクオリティなものもありますが数は少数。全体的なレベルは低下しているでしょう)

 僕の心配が杞憂に終わり、今の「いろいろリセットされた状況」を逆手にとって、ファミコンやPS時代のような「生みのエネルギー」に溢れた状況になると嬉しいなぁ。
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[ 2015/08/18 13:19 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(0)


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