交易、海賊、深宇宙探査…気ままに宇宙を楽しむSF箱庭ゲーム「ELITE:DANGEROUS」  

 最近、急に宇宙ゲームを遊びたくなりました。
 そこでプレイ中なのがコチラ

 ELITE:DANGEROUS

 英語なPCゲームで、SFゲームの古典とも言える「ELITE」シリーズの最新作です。
 とはいっても、前作の「Frontier: First Encounters」から20年ぶりとなるので、シリーズ物ってことを知っている人は少ないかも。



 ゲーム内容は、広大な宇宙を自由に旅するSFシミュレーター箱庭ゲーム。
 本作の宇宙にはなんと4000億もの星系が存在し、そこに実際に飛んでいくことができます。地球とかシリウスとかもあり。

 基本的にソロプレイ仕様ですが、サーバーにつなげて「同じ宇宙」で冒険することも可能。全プレーヤーの中で初めて未踏地域に到達した人は、発見者として名前が残る…なんてオマケもついてきます。

 まず注目したいのはビジュアルのすばらしさと、SFゲーム的なフレーバー構築のクオリティの高さ。
 宇宙空間のグラフィックや飛行時の各種エフェクトが素晴らしいのにくわえ、宇宙船のHUD回りや宇宙船の操作感など「宇宙船シミュレーター」としてのデザインが「ツボを掴んでいる」ため、宇宙を飛んでいる気分を存分に堪能できます。

 宇宙モノの雰囲気ゲーという部分だけでも、十分な価値があるタイトルでしょう。

 もう一つの特徴は、良くも悪くも「自由度が高い」こと。
「メインストーリー」的なものは存在せず、自分で目的を見つけて勝手に楽しむしかありません。
 すがすがしいまでの「舞台は作った。あとは好き勝手に遊べ」という放置ゲー。コレに比べたらSKYRIMの放置プレイとか生温く見えるレベルです。

 実際に、このゲームでできることをざっと列挙してみます。

・交易
・資源採掘
・配達
・密輸
・暗殺
・護衛
・海賊
・賞金稼ぎ
・辺境探査

 ざっとこれくらい。
 これらはすべて「単発の仕事」でしかなく、これらの行為が有機的に絡んで物語が展開したりすることはをつくったりすることは一切ありません。
 プレーヤーにできるのは、これらの仕事をやりたいときにやりたいようにこなしてお金を稼ぎ、稼いだお金で宇宙船を買い換えたりパワーアップしたりし、強化された船でさらに別の仕事をこなしていく…それだけです。

 悪の帝国とか出てきませんし、美女とのロマンスもありません。
 超地味です。

 だが、そこがいいんです!

 ストイックかつ気ままに宇宙を飛び回る。
 宇宙の広大さを体感するのに、これ以上の何が必要でしょうか。


 ちなみに僕の場合、まず交易ミッションで小銭を稼ごうとするも、ホントに小銭すぎて嫌になって撤収。
 有り金を全部突っこんで武装強化し、最弱クラスの賞金首どもを狩ってバウンティハンターとしてデビュー。
 何度か返り討ちに遭い宇宙の藻屑と消えつつも、金を貯めて2機目の宇宙船を購入。
 最弱クラスの賞金で稼ぐのが面倒になり、密輸に手を染める。
 ハデに見つかり罰金刑をくらいまくるも、それを余裕でふっとばす利益を叩き出し、中型船の購入にこぎつけます。
 非合法最高。

 中型船になり積載量がかなり多くなったことで、交易・戦闘・採掘・探査とできることが大幅に増え、何に手を染めるかニヤつきながら小一時間悩んでみたり。
 交易・戦闘あたりが定番ですが、なぜか「効率が悪すぎて好きじゃないとやってれらない」と評判の採掘に手を染めることに。
 宝探しって楽しいよね。

 山師の気分よろしく、惑星のリング地帯にこもり、チマチマと岩石を削りプラチナや金やパラジウムを掘り続けること数時間。
 プラチナが1つ精製できては大喜びするも、ふと我に返りあまりの効率の悪さに愕然となる。

 結局、楽して稼げる密輸に立ち返ることに。
 今後の夢は、探査船に乗り換えての辺境調査 ← 今ココ。

 と、かなり好き放題にプレイできます。
 まさにプレーヤーの数だけ物語があるといってもいいでしょう。
 自由気ままに宇宙空間を飛び回りたい人、ハン・ソロに憧れる人、前世紀にスターフリートBやスタークルーザーに夢中になった人あたりにはかなりオススメの1本です。


 逆に、自由度が高いゲームは苦手な人は、避けた方が無難というか積極的にスルーすべき。
 本作は自由度が高い反面、シナリオやゲーム展開に起承転結が存在しない=メリハリがない平坦なゲームエクスペリエンスしかありません。
 平坦なゲームエクスペリエンスに価値を見いだせない人にとっては、本作はコンテンツの少ない退屈な凡ゲーにしかならないでしょう。

 あと、日本語版が存在せず、日本語化もなし&今後も期待できないのも大きなデメリット。
 ストーリーがないのでテキスト量が少なめなのと、ミッション関係は慣れてしまえばテキストを読まなくてもだいたいでクリアできてしまうので、英語テキストへの依存度は低く、英語ハードルは低いほうではあります。
 ただ、ゲームシステムが凝った作りになっているので、操作方法やパラメータの意味など、マニュアル的な部分で悩みやすいです。
 そうなった場合、日本語Wikiである程度の情報は得られますが、そこで載っていない情報が出てきたときは、英語wikiといった英語ソースを当たる必要がでてくるかもしれません。
 英語がまるっきりダメ…という人は止めた方が無難でしょう。


 ちなみに、宇宙ゲームというと「EVE」や「X」がありますが、あれらとはかなりプレイ感が違います。
 それら2作品と比べると、ELITEはより「実際に宇宙船を操縦しているような気分」を重視した作りになっています。その分EVEやX、とくにXと比べると、できることは少ないです。



ELITE:DANGEROUS
 プラットフォームはWindows/Mac。メーカーサイトSteamで購入可能。
 XboxOne版リリース予定。
 ソロプレイ、もしくはサーバーに接続して他プレーヤーと宇宙を共有してのプレイが可能。
 ソロプレイでも常時ネット接続が必要。サーバーメンテナンス中はプレイ不可。
 ホリデーシーズンに、初期版全部入りの拡張版が発売予定。これから購入する場合はそちらを待って買った方が安いらしいです。


 ニコニコの実況動画。ゲームの雰囲気がよくわかる動画です。

Elite:Dangerous Steamストアページ(購入者レビューあり)

Youtube:Developerチャンネル

・日本語Wiki その1
・日本語wiki その2

・ナメック星を探せ! 4000億もの星系が登場するSFシミュレーション「Elite:Dangerous」(4gamerレビュー)
・MMOスペースシム『Elite: Dangerous』プレイレポ―広大な宇宙に放り出されて一旗揚げろ(GameSparkレビュー)

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[ 2015/10/10 23:13 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)


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