カードでバトルするローグ風インディーズRPG「Guild of DUNGEONEERING」【レビュー】 



 Guild of DUNGEONEERING

 を買ってみました。お値段$9。
 発売当初から、モノクロで描かれたポップなアートが気になっていたのものの、ゲームの内容がよく分からなかったのでスルーしていた作品。
 GoGでセールされていたので、ダメでもOK気分で買ってみました。

 ちなみに、ただいま開催中のSteamオータムセールだと¥740。こっちのがだいぶ安かったw
 まぁ$9でも、ぜんぜんお値打ち分の買い物だったので満足していますが。


 ゲームの内容は、ローグ+育成シミュレーション+カードゲーム的なダンジョン攻略ゲーム…といったところでしょうか。

 プレーヤーはダンジョン攻略を生業とするギルドのオーナー的ポジション。

 ダンジョンに潜る冒険者を雇ってダンジョンに送り出します。
 ダンジョンに侵入した冒険者たちは、敵と戦って装備を集めながら奥へ奥へと進んでいき、最後に強力なボスと対決。見事に勝利すればダンジョンクリア。

 ダンジョンで集めたお金を使い、ベースとなる「ギルド」を拡張すれば、より強力な冒険者を雇うことや、強力な装備を用意できるようになります。


 ダンジョン攻略はターンベースで進行します。
 このゲームでは、プレーヤーが冒険者を動かすことはできず、冒険者が自分の意志で勝手に進んでいきます。

 そこで、ターンごとに配られる「ダンジョンのタイル」「モンスター」「トレジャー」の3種類のカードでダンジョンをデザインしつつ、冒険者を目的地まで導いていくのです。

 ここで重要になるのは「安全を確保しつつ、冒険者を育成していく」こと。
 ダンジョンのタイルの置き方を工夫することで冒険者の進行方向をコントロールし危険な場所に向かわないようにしつつ、さらに適正な強さのモンスターを配備して冒険者を勝たせてレベルアップ&装備強化をして、最終的な目的地へと導いていきます。

 敵との戦闘はシンプルなカードゲームスタイル。
 手持ちのカードを使ってモンスターを攻撃し、ライフを0にすればOK。
「装備が強力になると配られるカードが強力になる」というシステムによって、カードゲームスタイルでありながら、ハクスラ的プレーヤー育成を実現しています。

 カードの種類は大別すると「攻撃」「防御」「回復」の3種類だけ。そこに「先制」「ブロック」「チャージ」などの付加効果を付け足すことで、戦闘にバリエーションを与えています。

 シンプルなルールではありますが、付加効果がうまく付け足されているため単調ではありません。
 むしろ「適当にやったら負けるけど、しっかり考えて戦えば勝てる」という至極全うなバトルを構築できている印象です。


 総評すると、システム全体が良い意味で単純化されていて、非常にとっつきやすいゲームになっています。
 1回ダンジョンに潜ったときのプレイ時間は5~15分程度で、ちょっと遊びたいなんてときにピッタリかと。

 システムが単純なため、最初は適当に遊んだり運任せでもそこそこ攻略でてしまいます。そのため、本作が持つ「深さ」(「奥深い」とまではいいませんがw)に気づきにくいのですが、慣れてくると、いろいろな要素を上手に組み合わせることでゲーム全体をコントロールしつつ、ダンジョンを攻略できるようになっていきます。
 会心のダンジョン攻略とかかなり気持ちイイですw


 一方で、ストーリー性がない&システムがかなり単純化されているため、ゲームプレイが「ダンジョンを拡げて敵と戦うだけ」というとらえ方もでき、人によってはあっさり飽きるかもしれません。

 また、ダンジョン内で得た装備品は持ち帰ることができず、冒険者がダンジョンに入るたびにレベル1から育て直しになります。
 いわゆるローグスタイルですね。
 Steamの不評系レビューでは「装備を持って帰れないのが嫌だ」系の指摘が目立ちました。
 僕はローグ系のゲームが「育成できない」って理由であんまり好きではないので、そういった指摘もわからなくはないのですが、このゲームに関しては、もし装備を持って帰れるようにしたら、それこそ退屈で面白くないゲームになっただろうなぁと思います。

 むしろ1回10分程度の攻略だからこそ、ローグ的な毎回やりなおしスタイルによって、「潜るたびにギアアップの興奮が得られる」&「装備が全部消えてもヘコまない」といういいとこ取りが実現できている気がします。

 全体的には、小粒ながらも丁寧にまとめられた良作だと思います。
 思考系のパズルとか、シンプルな戦術SLGとかが好きな人なら楽しめるかと。

 ただし、そもそも論として、「がっつりと長い時間かけて遊ぶ」というよりは、「さくっとちょっぴり遊びつつ、じわじわとプレイしつづける」タイプのゲームなので、「ゲームはボリュームがなきゃヤダ!」という人は止めたほうがよさそう。

 個人的な評価は1000円切ってたらコスパ良好、定価の1480円でも全然OKといったところです。

Steam:Guild of DUNGEONEERING
GoG:Guild of DUNGEONEERING

GoD_001.jpg
↑冒険者ごとに使えるカードの種類が決まっている。ちなみにカードの効果は
左から「物理1ダメージ」「物理1ダメージ(ブロック不可)」「魔法2ダメージ」
「物理2ダメージ」「魔法・物理をブロックしつつ、物理1チャージ」

GoD_002.jpg
↑ギルドの拡張画面。Diablo2などのスキルツリーと似ていて、
アンロックした場所に応じて「戦闘開始時に1ダメージ与える」
「バーバーリアンを雇えるようになる」などの効果が発動する。

GoD_007.jpg
↑ダンジョン拡張中。むやみにタイルを置くと、序盤から強い敵と
戦う羽目になったり、制限時間内に目的地へたどり着けなくなるため、
ある程度、計画性をもってタイルを組み合わせていく必要がある。

GoD_005.jpg
↑戦闘中。敵が出すカードは見えている、いわゆる後だしジャンケンスタイル。
敵の手が見えている分、手軽にロジックを組み立てるバトルを楽しめる。

GoD_004.jpg
↑戦闘に勝つと、敵の強さに応じた性能を持つアイテムが3つドロップ。
その中からどれか一つを選ぶ。アイテムは頭・胴・武器・オフハンドの
4箇所に装備可能。装備箇所がかぶるアイテムは持てないため、
アイテムの取捨選択が重要になる。

GoD_008.jpg
↑失敗すると冒険者死亡。墓ができる。このゲームでの冒険者は
基本的に「使い捨て」なので、クリアまでには無数の墓ができるはず…
なお、英語ではあるが、カードの効果やクリア目的といった
簡単で短い英文が読めればプレイにはまったく支障はない。
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[ 2015/11/28 18:39 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)


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