PCゲーマー向け、持ち方から考えるゲーミングマウスの選び方 

 マウスの調子が悪くなってきました。
 SteelSiriesのKANAというゲーミングマウスを使っていましたが、かれこれ使い始めて3年以上たつので天寿まっとうと言えるでしょう。

 で、あらたな「ゲーミングマウス」を買うことに。
 ゲーミングマウスと普通の高級マウスの何が違うのかはよく分かりませんが、なんとなくゲーマーとしてはゲーミングマウスを買わなくてはいけないような気が。
 ピカピカとLEDが光ってカッコイイしw

 ともあれ、購入にあたっていろいろリサーチしたので、簡単な「マウス購入ガイド」を書いてみました。




 さて、ゲーミングマウスを選ぶ場合、重要なのが使う人の「マウスの持ち方」です。
 持ち方が違えば使いやすいマウスも違ってきます。
 マウスの持ち方は「つまみ持ち」「つかみ持ち」「かぶせ持ち」という3つに大別できます。
 細かいバリエーションが存在し、分類にはあいまいな部分もあるのですが、僕が考える3つの持ち方の定義は以下となります。

1:つまみ持ち
 親指と小指でマウスを左右から挟むように持って動かす。

2:つかみ持ち
 親指と小指でマウスの左右、手のひらでマウス後部を押さえ、3点でマウスを保持する。

3:かぶせ持ち
 マウスに手を乗せて、手のひら全体でマウスを包むようにして動かす。

 持ち方で変わるのは、マウスの可動性と指の自由度、そして疲れにくさです。
 可動性は1>2>3で、指の自由度と疲れにくさは3>2>1です。

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 つまみ持ち は、マウスを親指小指の左右2点だけで支えます。
 左右の指をズラしてマウスのケツを左右に振ることで横の動きを、手を固定し指だけでマウスを前後に動かすことで縦の動きが可能です。
 つまり、2本の指を動かすだけでポインタを360度自在に動かすことができます。
 指の動きでポインタの動きを微調整できますし、高dpi設定すれば手首を動かさないまま広範囲にポインタを動かすことも可能です。

 反面、マウスを支える指2本をマウスから離すことができないため、指の可動範囲が他の持ち方と比べて極端に狭くなります。
 つまり、多ボタンマウスの操作が難しいという欠点があります。

【おすすめマウス】
 SteelSeries KANA V2
 SteelSeries SENSEI:RAW
 ROCCAT Kone Pure Military
 ZOWIE GEAR FK
 G300s・G302
 Minox Avior 700
 Razor DEATHADDER

 2本指でマウスを支えるため、重いマウスだと動かしにくいうえに疲れやすく、いいことがありません。
 100g以下の軽量タイプがオススメ。

 形は左右対称でもエルゴノミクスでもかまわないのですが、エルゴノミクスタイプのマウスはサイズが大きめで、重量も重くなりがち。例外もあるので「エルゴノミクスはダメ絶対」というわけではありませんが、「どれを買えばよいか分からない」というような場合は、エルゴノミクスは外したほうが無難だと思います。
 つまみ持ちユーザーが気にすべきは形状よりもサイズです。
 マウスのサイズが大きすぎると、マウス後部が手のひらに当たってしまって動かしにくくなります。したがって小型~中型サイズがおすすめです。

 個人的にオススメなのはKANA。
 ほどほどの大きさでありながら80g台という超軽量マウス。しかも5000円台のお手頃価格。
 左右に1つずつあるサイドボタンが大きく押しやすく、それでいて誤爆しにくい形状となっていて、文句の付けようがありません。
 ただし、DEATHADDERなどと比べると、メインボタンのクリックがやや固い部分は好みが分かれるかも(というかDAが非常に軽い)。
(※2015年現在、KANA V2は諸事情による品薄で入手困難。本来は6000円以下なのでAmazonのクソ高いヤツは回避推薦。)

 DEATHADDERはエルゴノミクスタイプで、一般的には「つかみ」「かぶせ」向けの機種とされていますが、個人的にはつまみでもかなりイイ感じだと思います。
 他のエルゴノミクスと比べ後部の盛り上がりが低いため、つまみ持ちでも手のひらにマウスが当たりにくいのが大きなポイント(RIVALなどは後部の盛り上がりが大きいため、つまんで持っても手のひらに引っ掛かっる)。
 また、サイズの割りに軽く感じるため、一般的な大型マウスほど疲れやすくありません。
 ボタンの軽さは随一なので、クリック感重視ならつまみユーザーでも試してみる価値はあります。

 G300Sは小型で安くて人気のあるマウス。
 ロジクールのゲーミングマウスは、基本的にクオリティが高いことで定評があり、3000円でお釣りがくる300sは圧倒的なコスパを誇ります。
 ただし、メインボタン脇に4つボタンがあったり本体がくびれていたりと、ひそかにクセのある形なので、合う合わないが出やすいかもしれません。

ROCCAT Kone Pure Military

   LOGICOOL G300s



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 つかみ持ち は3点でマウスを支えます。
 手のひら部分の圧力を調整することで、つまみ持ちほどではないですが、指先の動きだけでポインタを左右に動かせます。
 ただし、手のひらで後方を押さえてしまうため、指だけで前後に動かすことは難しく、縦の移動は肘から先を動かす必要があります。

 3点支持のため、親指小指のどちらかをマウスから離すことが可能なため、サイドボタンの押しやすさは、つまみ持ちより大幅に向上します。
 とはいえ、かぶせ持ちほど自在に指を動かせるわけではないので、多ボタン操作が「やりやすい」わけではありません。

 左右と前後でマウスを持ち、指を曲げてボタンに載せるため、サイズの融通があまり利きません。
 とくに小さいマウスだと窮屈になってしまうため要注意。
 手の大きさでフィット感が大きく変わる持ち方なので、できるだけ実機に触ってから購入したいところです。

【おすすめマウス】
 SteelSiries SENSEI
 Razor Taipan
 ZOWIE GEAR FK

 3つほど上げてみましたが、中・大型マウスならなんでもいいかと。極端に小さくなければ小型マウスでも大丈夫。
 形状は左右対称が持ちやすいですが、エルゴノミクスでもよほど極端な形でない限り問題ありません。
 つまみ持ちでおすすめのKANAとか、かぶせでおすすめのRIVALなんかでも平気。DEATHADDERもOK。

 つまみ持ちより力を入れやすい&親指・小指への負担が少ないため重量への要求は高くないですが、それでも、あまりに重いのは向いてないと思います。

SteelSeries Sensei RAW



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 かぶせ持ち はマウスを手のひら全体で持ちます。
 マウスと手が一体化するため、手首を固定するとほとんど動かせません。
 したがってマウス操作は肘と手首を使います。

 腕を使って大きく動かすため、指先でコントロールするつまみやつかみと比べて大味な印象を抱くかもしれませんが、低dpiにしてマウスを大きく動かす使い方にすれば、充分な精度を得られます。
 また腕全体を使うため力や速さを得やすく、移動量と速さを重視する人に向いています。
 押さえつける力が強いため、速く動かしてもピタっと止められることも大きなメリットです。

 また、手のひらでマウスを保持できるため、指の自由度が他の2つと比べると非常に高いです。
 多ボタンマウスを使いたいときは、かぶせ持ちが向いているでしょう。

 手全体を使ってマウスを持つため疲れにくいというのも、かぶせ持ちの大きなメリットです。

【おすすめマウス】
 Razor DEATHADDER
 SteelSeries RIVAL
 Logicool G402
 Mionix Castor
 Mionix Naos

 かぶせ持ちは、手の形状に合わせて作られたエルゴノミクス型のマウスがおすすめ。
 手との抜群のフィット感はかぶせ持ちでしか味わえない気持ちよさです。
 小型のマウスは指先がボタンからはみ出て力を入れにくくなるため、相性はよくないです。

 腕全体で動かすため、力を入れやすい&疲れにくいため、多少重くても苦になりません。

 定番はDEATHADDERとRIVAL。
 定番となるだけあって、どちらも性能と持ちやすさを高いレベルで併せ持っています。
(※KANA同様、RIVALは2015年現在品薄気味。)

 穴人気はCastor。
 Mionixはスウェーデンのメーカーで、日本での知名度はまだ高くないですが、製品のクオリティはなかなかの模様。
 お値段がちょっぴり高めですが、「人とは同じのはヤだけど、しっかりしたものが欲しい」なんて人にオススメです。

 同じMionixから発売されている「Naos」は、薬指と小指を乗せる部分が用意されているのが特徴の大型マウス。
 すべての指がピタっと収まったときのフィット感はめちゃくちゃ気持ちイイです。他のエルゴノミクス型より1ランク上の装着感。
 かぶせ持ちユーザーなら一度はチェックしてみるべき。
 僕はつまみ持ちなので買いませんでしたが、かぶせ持ちなら確実に買ってました。

Razer DeathAdder 2015 Chroma

Mionix Castor

   Mionix Naos 7000




 マウスは、手の大きさによってフィット感が大きく変わってくるので、できれば購入前に実機を触ったほうが、いい買い物ができるはずです。
 東京でマウスをチェックするのなら、秋葉原だとアーク、ドスパラデバイス館、ツクモ本店・DOS/V館・ex、LEVEL∞HUB。新宿だとビックカメラ西口がオススメです。

 アークは椅子とパッド完備で「ゲームをプレイしている状態」での使用感をチェックしやすいうえに取り扱いメーカーも多い。ここに行けば、大抵のマウスはチェックできるはず。
 LEVEL∞HUBも実際にプレイしながらマウスを使えるのですが、繋がっているのはRazorかSteelSiriesだけでした。



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 おまけ:多ボタンマウスの話
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 MMOとかやってると、多ボタンマウスを試したくなると思いますが、

 基本的にマウスは多ボタンを使えるようにはできていません。

 実際にマウスを握ってみると分かりますが、自由に動かせる指は「つかみ」「かぶせ」での親指ぐらい。
 小指は力が入りませんし、薬指中指はメインボタン以外の場所を押すのは困難です。

 なので、マウスでボタンを配置して無理なく押せる場所は

・親指で押せるサイド。
・ホイール左右によるチルト入力。
・メインボタンの脇(G300や402に実装されている)。

 せいぜいこれぐらいです。
 にもかかわらず、世の中には「そこ絶対押せないっしょ」的な場所にボタンを配置してあるマウスが多々あります。
 「ボタンがいっぱいあって便利そうだから買うか!」
 なんて感じで買うと、押せないボタンばっかりで損した気分になりがちなので、充分注意しましょう。

 かように、多ボタンマウスは基本的にトラップいっぱいのグッズなのでオススメはし難いですが、それでも「もし僕が多ボタンマウスを買うのなら、これかこれ」というのが以下の2つ。

・Razor Naga Hex(7500円程)
 高いNagaじゃなくて、安いほうのNaga Hex。ボタン数は11。
 ボタン数はNagaの方が多いのですが、Hexのほうがボタンの中央に親指を置くスペースを確保しているため圧倒的に使いやすいです。


Razer Naga Hex


・Kone Tyon Optical(12000円程)
 いろんな機能を詰め込みまくったドイツ製の多ボタンマウス。
 右、左、センター、スクロール、左右ボタン脇に2個ずつ、マウス上部のフィンスイッチ(チルトみたいなもの)、サイド2個、シフトスイッチ1個、アナログコントローラ1個。
 全部で16個のボタン機能を割り振れます。

 さらに、このマウスはシフトスイッチがあるので、「シフト+右」などに別の機能を割り振ることが可能。
 アナログコントローラーで上下やスロットルコントロールなども可能です。

 素晴らしいのは、これだけ多ボタンでありながら、どのボタンも比較的押しやすいということ。
 もちろん手のサイズやクセによって個人差は出てきますが、「このボタン絶対押せないわー」的なのはないです。

 Tyonの欠点は「高い」ってこと。マウスで12000円は高いかなぁ…。
 

ROCCAT Tyon
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