「オーバーウォッチ」のβテストをやってみた。キャラが立った良FPS 

 5/24に発売される、ブリザード製の対戦型FPS「Overwatch」のオープンβが始まったので参加してみました。

 PC版で日本語プレイ。音声も日本語が入ってました。
 サーバーはAsiaとAmerica。どちらもラグや着弾ズレはとくに感じませんでした。
 プレーヤーデータはサーバーを移っても同じ物が使用されるので、気分に応じてプレイするサーバーの切り替えられます。
 AsiaとAmericaを自由に選べるのであれば、PS4版はもちろんPC版でも、オン人口過疎問題は発生しにくいのではないかと推察します。





 事前情報をほとんど仕入れていなかったので、実は「Battleborn」的なMOBA風なモノを予想していたのですが、実際はまるで違っていて、
「CS:GOっぽい方向性のキャラゲー的FPS」
 って印象です。
 キャラクターのクラスが複数用意されているチームバトルFPSということで、「TF2」に似ているのかもしれません。TF2はほとんどプレイしたことないので憶測ですが。

 ゲームは「攻撃側」と「防御側」に分かれて戦い、「拠点の占拠・防衛」「移動車両の護衛・迎撃」が作戦目標となります。
 キル数は勝敗にまったく影響せず、純粋に作戦目標を達成できるかどうかで決着。

 今までのFPSとの大きな違いは、21人ものプレーヤーキャラクターが用意されていること。
 キャラクターは「タンク」「オフェンス」「スナイパー」「サポート」「ディフェンス」という性格付けがされていて、それぞれが使う武器はもちろん、ステータスやスキルもまったく違っていて、試合での役割・戦い方がキャラ選択ひとつで大きく変わります。
 つか、キャラの見た目がよくできているので、FPSじゃなくてTPSにすりゃいいのにと思いつつ、世界基準で考えるとFPSなんだろうな…と思ったり。先日発売された「バトルボーン」も、キャラゲーなのにFPSだし。

 で、従来のFPS的な戦い方を楽しみたいのであれば、敵を直接攻撃する「オフェンス」や「スナイパー」を。
 エイムが苦手であれば味方の壁となる「タンク」や、仲間を回復する「サポート」などでプレイすることが可能です。

 僕は「オフェンス」か「スナイパー」で遊びましたが、この2つは従来のFPSと似た感覚で楽しめました。
 スナイパーなら数発、もしくは1発でキルできますし、アタッカーも似たようなものです。
 またグレネードやホバリングなどの「特殊スキル」があるため、それらを使ったハイテンションなアクションバトルも楽しめそう。
 
 ただ、ゲームの目的はあくまで「チームで戦い、決められた作戦目標を果たす」というモノであって、CoDのチーデスのような撃ち合い特化タイプと比べると、モチベーション的な意味での「撃ち合いバトルの爽快さ」は低く感じるかもしれません。ていうか感じた。

 「タンク」や「サポート」は未プレイですが、盾になったりヒールしたりワープゲート開けたりってプレイは、MMOなどのCOOP的なノリで楽しめそうな気がします。


 一方で、従来のFPSと大きく違うところもいくつかありました。

 まず、プレイ中にマップを表示できません。
 「ミニマップが無い」とかではなく、マップ表示機能がありません。
 マップが表示されないことによって、チーム内連携とか位置取りとか状況把握とか、いろいろと影響があります。
 正直、最初はかなり遊びにくかったのですが、慣れちゃえば「これはこれでアリか」って感じでした。

 ただ、マップが表示されないせいで、マップ構造を覚えられないのはなんとかして欲しいかも…。
 マップの構造はそれほど複雑ではないので、迂回路とか抑えるべきポイントとかは、なんとなく分かるんですけど、それでも細部が分からないのは辛いというかストレスがたまるw
 カスタムマッチでBot戦やって覚えればいいのかもしれませんが…。オプションやギャラリーあたりに「単純なマップ表示画面」が欲しかったです。


 もうひとつ感じたのは、全体的に「ヘタな人への配慮」が厚くなっているな、と。

 多くのFPSだと、「死」はチームの足を引っぱるようになっています。
 死亡数自体が勝利条件だと死んだ回数だけ負けに近づきますし、キルストリークやレベルアップの概念があるゲームだと「死亡=相手の強化」となってしまいます。
 つまり「よく死ぬ人」は、戦力としてゼロどころか、相手を強化するだけの「いない方がマシ」な存在なワケです。
 で、僕のようなFPS初心者からすると、この「足を引っぱる」のがイヤでFPSを敬遠するってのが少なからずあるんですよね…。

 ところが、「Overwatch」の場合、死ぬ事のデメリットが他のゲームと比べるとかなり小さい。
 死亡数は勝敗条件に関係ないですし、キャラクターにレベルは存在しないので、死んでも相手が強くなるわけでもない。
 もちろん、死ねば戦線を離脱することになるので戦力の低下を招きますが、かといって相手の戦力を強化することはありません。

 さらに、ゲーム中に他人のキル数やスコアが表示されないため「チームの誰が上手い下手」がそもそも分かりません。

 以上のことから、下手な人でも萎縮しづらく、そもそもヘタであるかどうかが他の人に分かりにくいという、「初心者に優しいデザイン」になっています。
 ヘタかどうかをハッキリして欲しいという意見もあるでしょうが、そのあたりには目をつぶって初心者向けに間口を広げることを優先したのは、最近のブリザードらしいやり方だなと思いました。


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 さてβを数時間プレイした結果、製品版を買うかどうか?」と聞かれると…なかなか微妙なラインw

 ゲームとしては面白いです。
 ビジュアルもバランスもシステムもブリザードらしい丁寧な作りで完成度はかなりのものかと。
 チームで戦うFPSが好きな人なら遊んで損はないと思います。
 ゲームの作りはCoD的な個人バトルモノとは別タイプですが、CS:GOほどチーム特化でもないし、キャラ毎の性格付けがしっかりしているので、撃ち合い好きな人でもけっこう楽しめそうな気もします。

 ただ、対戦特化ゲームでシングルモード無しなうえに、対戦モードでもキャラ開放、武器アンロック、レベルアップといった「成長要素」がほとんど無い(エンブレムやポーズなどのでデコレート要素がアンロックされる)ため、継続プレイのモチベーションを駆り立てるモノが少ないのも事実。

 良くも悪くも、「純粋に対戦を楽しむ」ゲームとなっています。
 で、そこまで対戦に燃えまくるタイプではない僕としては、これに$60払うか? と言われると少々躊躇します。
 「発売日買いするほどではないけど、他に遊ぶモノが無い or 価格が下がったあたりで買う」ってところですかね。
 キャラ毎のストーリーキャンペーンでもあったら即買いしたかもなぁw

 あと、eスポーツでの観戦向きに作られてるなぁとも思いました。
 キャラが21人いて、キャラごとに戦い方が違うので、立ち回りやスキルの使い方を見ているだけで満足できそう。
 チームバトルで勝利目標が分かりやすいのも、観戦しやすいでしょうし。
 この辺りは、eスポーツが盛り上がる中で、Valveに挑むBlizzardの姿勢が透けて見えて興味深いですねw



オーバーウォッチ オリジンズ・エディション
【初回生産特典】ウィドウメイカー・ノワールスキンDLC同梱


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[ 2016/05/09 00:38 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(0)


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