『Oculus Rift』使って1週間。PC画面を大画面で楽しむHMD用途だけでも元は取れた 

「Oculus Rift」が届いてから2週間ほどたったので、レビューというか感想的なものを。


1:大画面は正義
 Oculusと言えばVRですが、僕が今のところいちばん恩恵を受けているのは、VRコンテンツよりも「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)による大画面化」。

 Oculus自体は、ソニーのHMZ-T1といった家電HMDのように、BDデッキやゲーム機と接続することはできないのですが、Oculus用のアプリを使うことによって「PCのデスクトップを仮想空間に大画面で投影」できます。

 したがって、プレーヤーやブラウザで再生する動画はもちろん、通常のPCゲームも大画面化が可能。
 さらに、キャプチャボードがあれば、外部入力経由でBDデッキやゲーム機でもOK。
 また、PS4であればWindowsでリモートプレイが可能なので、キャプチャボード不要で簡単に大画面化ができます。

 Oculusの画面がどれくらいデカいかというと、めいっぱい大きくした状況では、画面の端が視界に入らないほど。
 正直、Oculusで映画やアニメを見たあとは、通常モニターで見てもイマイチ気合いが入りませぬ。困った。

 それぐらい、大画面化による迫力や臨場感の向上はすばらしいものがあります。

 とりあえず、これだけで5万の価値はあったと断言できるレベルw

 「VRゲーム機」の将来はまだ不透明で、ぶっちゃけOculusやVIVEが盛り上がらず、タイトルがたいして揃わないまま終わる可能性も少なくありませんが、個人的には「高性能低価格ヘッドマウントディスプレイ」として活用することで、十分に元は取れました。



2:VRコンテンツのスゴさは作り方次第
 VR系ゲームをいくつかやりましたが、「よくできたVRコンテンツの没入度」は凄まじいです。

 とくに感動したのは、Oculusのチュートリアル。
 「仮想空間で感じられること、できること」がよく伝わってくる素晴らしいデキでした。


↑VRでやると、この空間の中に自分がいるような気分に。
子供の頃に想像した「ちょっと未来の科学が発達した部屋」が本当になったようで、ワクドキします。



 他にもOculus謹製の「MISSION:ISS」や、ロボット操縦体験デモ「War Robots VR: The Skirmish」などは、かなり興奮しました。

 とくに、ロボットものは、VRとの相性が良さそうだなぁと感じました。
 飛行機や車は、動きが速すぎてどうしても視線が前方の狭い範囲に集中してしまうため、VRのパノラマ感の恩恵をあまり得られないのですが、ロボットだと適度にスピードが遅いから全方位を見る余裕があるんですよね…。



 他では宇宙空間を飛びまわるスペースシミュレーター系(「ELITE:DANGEROUS」「EVERSPACE」)あたりとの相性が良かったです。
 宇宙空間はそれほど精密な描写が必要ないというのも、いい方に転んだ原因と思われます。


 一方で、VRではあっても、あまりスゴさを感じないモノも…。
 例えばレースゲームの「DIRT RALLY」なんかは、コクピット内にいるかのような360トラッキングを実現しているのですが、じゃあそれで「まるで本物のような臨場感」が実現されているか…と言われると正直微妙。
 視界だけリアルにしても、それ以外の感覚は追いつかないため「ゲームっぽさ」を認識しちゃうからかなぁ…。
 もしかしたら「実体験したことがある」系のコンテンツとは相性がよくないのかもしれません。


3:将来性は…?
 PSVRをはじめ、発売前の話題性から考えるとイマイチ乗り切れていない印象のVR機器。
 その将来性を考えるち、「VRならではの体験を表現できるタイトルがそろうかどうか」にかかっているのかなぁと思います。

 VRのゲームって、既存のゲームとは「おもしろさの本質」はもちろん、ビジュアルの見せ方や操作性など、なにからなにまで違っています。
 そのため、VRで楽しいゲームを作るには、「VRでのゲーム作成のノウハウ」を学び直す必要性があるのかなぁと感じました。

 で、VRの特性を活かしたゲームが多く出てくれば、VR機器の表現力のポテンシャルの高さから、「家庭用ゲーム機器」として普及していく目もありそう。
 しかし、現在の市場規模などを冷静に考えると、化けるのはなかなか大変なのかな…と思います。

 理想のパターンとしては、PSVRがある程度成功して、そこで培われた技術がPC系にも降りてくる…ってところでしょうか。


 あとは、小さい市場規模ではあるものの、PCならではの手作り感あふれるタイトルで細々と生き残りながら、ブレイクする日を待ち望むって道もあるかも?
 PC系って素人開発に優しいから、ニッチなものでもけっこう生き残り易い。
 Oculus&VIVEは一定数のユーザーは確保しているので、大規模展開はムリでも、インディーや同人的な展開は、絶滅することはないんじゃないかなぁと楽観視しています。



おまけ;問題点いろいろ
 まず、PCゲームを大画面化してプレイする場合、重いモノは処理が追いつかなくてダメです。

 たとえばPUBGの場合、普段は60FPS~30FPSぐらいで問題なくプレイできるところが、Oculus経由だと10FPSとかになってまともにプレイできません。
 通常は120FPSぐらい出てるDiablo3の場合で50FPSぐらいでした。

 ただし、うちのPCはi52500kを3.8Ghz駆動&GTX970なので、よりハイスペックであれば、ある程度快適に動かせるかもしれません。


 あと、大画面での試聴を想定した場合、Oculusのモニターは解像度がそこまで高くないため「精細さ」が、通常のモニターで見る場合よりかなり劣ります。
 つまり全体的に「ぼわっ」とした感じになる。

 動画やノベルゲームなどのビジュアルを楽しむコンテンツであれば、大画面化の恩恵が大きいので精密さの欠如は打ち消されますが、文字などは滲んで読みづらいことこのうえないため、テキスト量が多いゲームや漫画などを楽しむのには向いてないです。

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[ 2017/09/07 10:41 ] デジモノ | TB(0) | CM(1)


あっそ
[ 2017/09/09 19:09 ] [ 編集 ]

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