ネットで動画を見る場合、少しでも高画質でみたいもの。
現在、ネット配信動画で利用可能なフォーマットで高画質なものとしては「H.264」があげられます。ブルーレイにも採用されているほどで、かなりの高画質動画を作成可能。
非常に高性能なフォーマットなのですが、その分、再生にCPUパワーを使うのが難点で、古いPCだと再生時にPC全体が重くなってしまうケースも珍しくありません。
そこで利用したいのがグラフィクスカードに搭載の「動画再生支援機能」。これは本来CPUが行っている動画再生処理を、グラフィクスカードにも手伝わせるというもの。
Radeonの場合、新しい機種では「UVD」、ちょっと前の世代では「AVIVO」と呼ばれ、GeForceは「PureHD」と呼ばれる機能が動画再生支援にあたります。
動画再生支援を有効にするには、それに対応したプレーヤーが必要で、非対応プレーヤーの場合はまったく利用されないので注意が必要です。
で、機能を有効にしてH.264動画を再生すると、どれくらいCPUの使用率が下がるのかをチェックしてみました。ウチの環境はデュアルコアセレロン3GhzにRadeon4850。ソースは4gamerにあったMGS4の「1920×1080ピクセル H.264/AAC」というフルハイビジョン仕様のものを使用。
・UVD非対応

・UVD対応

露骨に差が出ました。てかフルハイ解像度にもかかわらず負荷2%とかかなり凄まじい気が…。
非対応プレーヤーだと通常時30%〜50%で重くなると70%を超えますが、対応プレーヤーでは通常は5%以下、重くても20%ほどでした。さすがに70%になるとPC自体がカクカクすることもあったのですが、対応プレーヤーの場合はそんなこともなく快適そのもの。
で、肝心の「動画再生支援」を有効にする方法ですが、一番簡単なのは対応プレーヤーをインストすること。有名なところでは「Media Player Classic Homecinema」が対応。MedoaPlayerClassicの改造バージョンでフリーで公開されています。
他の方法としては、対応したデコーダーをインストしてプレーヤーサイドでデコーダー指定してもOK。フリーで手に入る対応デコーダーはPowerDVDの体験版に付いてくる「Cyberlink H.264/AVC Decorder」があります。この方法だとプレーヤーをある程度自由に選べるという利点がありますが、設定がかなり面倒なんでオススメしません。
GOMでも試しましたが、ウチではダメでした。
なお、もし再生支援機能がついているグラフィックカードが無い場合は、
GIGAZINEのコチラで紹介している「CoreAVC」というデコーダを使うことでCPU使用率を下げることができるそうです。これはソフトウェアで再生効率を上昇させているデコーダなのでハードウェアを選びません。導入方法などは該当記事をどうぞ。
さて肝心のニコ動の264再生なのですが、理屈上「ブラウザで見る場合、プラグインが動画再生支援に対応していないので機能しない」はずなんですが、もともとの負荷がたいしたことないせいか、実はプラグインが再生支援に対応していたのか、ウチの環境ではブラウザ再生でも使用率が5%以下になってしまって支援が効いているんだか効いていないんだか分かりませんでした。
高性能CPUを使っているなら、ニコ動程度なら無理に対応させる必要はないと…(゚д゚)。
ニコ動再生してて「妙にカクカクするなぁ」なんて方は、ダウンローダーを使って動画を保存してから対応プレーヤーで再生すると快適になるかもしれません。
ちなみにRadeonの4850や4870に搭載されている「UVD2」には、DVDのアップコンバーター機能もついているとか…。個人的には再生支援なんかよりも、そっちのが気になるのでイロイロ試してみました。確かになめらかになっているようではあったのですが、それがUVD2によるものなのか、対応プレーヤーの力によるものなのかが判別しにくかったです。
一応、MPC-HCなどでDVDを再生すると、ウチの環境ではそれだけで画質の向上が見られたので、試してみるのもいいかと思います。
MPC - Homecinema (本家)MPC - Homecinema v1.1.604.0 の日本語化「MGS4」最新トレーラー2本のフルハイビジョン画質版を4GamerにUp(4gamer)
フルHDがffdshowより軽く再生できる世界最速のH.264ソフトウェアビデオデコーダ「CoreAVC」(GIGAZINE)
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